6.ムクゲ ─→ 詳細はこちら
蕾を木槿花、根皮や樹皮を木槿皮といいます。 平安時代に渡来したといわれます。観賞用に庭木に植えられて暑い夏に白い花(花弁の基部が赤い)や紅花などを咲かせます。朝咲いた花は1日でしぼみます。挿し木で繁殖します。

松尾芭蕉も大井川の地で「道のべの木槿は馬にくはれけり」と詠み、また中国の詩人白楽天は「松樹は千年にして終に是れ朽ち、槿花は一日自から栄をなす」と木槿の花を人の世にたとえています。

薬用には白花種が利用されます。
蕾を良く乾燥させ1回3〜6gを水200`で半分に煎じて温服すれば、下痢、胃腸カタル、腸出血に効きます。よく効かせるには作り置きせずにその都度煎じます。

根皮・樹皮を刻んで乾燥させた物は水虫に効きます。
10gを45度のホワイトリカー200`に漬け3〜6ヶ月後にカスを濾します。これを患部に塗ります。
作るのが面倒な人には土槿皮チンキという商品で売られています。

ョ情報提供、長岡孝実「漢方薬局一貫堂」、g26-2620、ホームページ http://ikkando.com


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