生薬「鹿茸」



【基原動物】  マンシュウアカシカ(馬鹿)、Cervus elaphus
 マンシュウジカ(花鹿)、C.nippon
【 生薬名 】  鹿茸 CERVI PARVUM CORNU
【 科名 】 シカ科Cervidae
【 別名 】  
【薬用部位】 牡鹿の幼角(袋角
【 主成分 】 コラーゲン、燐酸Ca、炭酸Ca、タンパク質
【 薬 性 】 気味は甘鹹温、無毒、帰経は肝腎に属す

【 効 能 】
●補陽薬、全身強壮、強精、鎮痛に用いる
●めまい、耳鳴り、耳聾、腰膝の萎弱や冷痛、虚寒証の帯下、慢性病の虚損などに、又近年、鞭打ち損傷に対し応用されている
●自律神経失調症、低血圧症、更年期障害
●小児の発育不良、心不全の動悸、重病や手術後の体力回復
●虚労羸痩、精神疲労、手足冷え、尿利頻数、下痢、
●婦人病、生理不順、子宮大量出血、貧血、不妊、流産癖、産前産後の滋養(妊婦が飲めば母、胎児ともに有益)、帯下過多など
●粉末を1日0.5〜3g(常用量は1.5g)を服用
●5〜6g以上飲むと鼻血、頭痛を起こす

●体力の充実している人が服用するとのぼせたり頭痛がおこる

 【 出 典 】 ●鹿茸.味甘温.治漏下悪血.寒熱驚癇.益気強志.生齒不老.角.治悪瘡癰腫.逐邪悪気.留血在陰中.(神農本草経・上品)
  ●精を生じ髄を補う、血を養い陽を益す、筋骨を強め健やかにする。いっさいの虚損※、耳聾、目暗、めまい、虚痢を治す。(本草綱目)
  ●男子腰腎虚冷を補う。脚膝無力、夢交(夢精)、精益自出(精力盛んによる遺精)、女人崩中漏血を主る。(薬性論)
 
研究者用に鹿茸に関しては詳しく調査したものがあります