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身近にある薬用植物
45.ウメ(烏梅うばい)、バラ科Rosaceae
日本人の知恵−梅干しは下痢や腹痛時に利用します。漢方では未熟果のウメを薫製にした物を烏梅と呼び他の薬を混ぜ合わせた丸薬(烏梅圓)を旅人は携帯して急な腹痛に飲んでいました。梅酒、梅酢、梅肉エキス、ウメの砂糖エキスもお腹の薬になります。青梅1kgをよく洗い水を切って広口瓶に入れ同量の氷砂糖を梅の上に敷きます。しっかりと蓋をして冷暗所で1〜1月半経つとウメからエキスが出てきます。氷砂糖が完全に説けたら完成です。下痢腹痛時に水で薄めて飲むだけです。炭酸で割ったり、焼酎で割っても楽しめます。また頭痛には、痛む方(両方でも良)のコメカミに梅干しを貼り付けると痛みが引いてきます。青ウメは生食すると中毒を起こすので注意の事。アミグダリンという生産配糖体が含まれるため。梅は様々な病原菌に対し抗菌作用があるがこの作用は有機酸によると報告されている。

●情報提供は 漢方薬局一貫堂/薬剤師長岡孝実 g0930−26−2620、http://ikkando.com