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身近にある薬用植物
43.ネギ(葱白そうはく)、ユリ科Liliaceae
中国西部が原産といわれています。日本では日本書紀(720年頃)に記載があり、古くから栽培されて来たようです。素麺・冷麦・ざる蕎麦の薬味にネギ、ショウガ、ミョウガ、ワサビなどを使いますが、冷いものでお腹が冷えるのを防ぐ効能があります。滅多に使いませんが、漢方ではネギの白い部分を乾燥させ葱白といい、下痢止めの処方として使われます。一般的には強壮、去痰、発汗、利尿、解熱、鎮痛の作用があり、風邪などに利用します。風邪の初期に厚手のどんぶりに刻んだ生のネギ(1〜2本分)と生ミソ少々を入れ熱湯を注ぎよくかき混ぜて、汁もネギも飲むと良いです。臭いはアリル硫化物でこの臭いは消化液の分泌を促し、食物繊維も多く便秘に効果があります。民間療法では生のネギを利用。


●情報提供は 漢方薬局一貫堂/薬剤師長岡孝実 g0930−26−2620、http://ikkando.com