40.トウガラシ ─→ 詳細はこちら
身近にある薬用植物
40.とうがらし(蕃椒)、ナス科Solanaceae
キムチや豆板醤、タバスコ、紅葉おろし、七味唐辛子などでお馴染みの植物です。果肉の部分よりも種の方が数倍の辛みを有します。色々な果実を付けるものは観賞用に楽しまれます。蕃椒は引赤剤として霜焼け、凍傷防止に用います。足の冷えが強いときに靴の中に唐辛子を1本入れると良いです。皮膚刺激剤としては神経痛、筋肉痛、リウマチに外用したり、辛味性健胃薬として食欲増進、消化促進に用います。主成分のカプサイシンには血圧降下、胃酸分泌促進、皮膚体温上昇、抗炎症作用があります。外用する時に皮膚の弱い方はかぶれることがあります。温湿布でかぶれる方は薬が効き過ぎているので、湿布の薬面にティッシュを1〜2枚付けてから肌に貼るとかぶれにくいです。


●情報提供は 漢方薬局一貫堂/薬剤師長岡孝実 g0930−26−2620、http://ikkando.com