39.クチナシ ─→ 詳細はこちら
身近にある薬用植物
39.くちなし(山梔子)、アカネ科Rubiaceae
果実を山梔子といいます。タクアン、餅、米、栗きんとんの黄色はクチナシで付けます。最近では天然の着色料としての需要が高まっています。漢方では重要な植物です。山梔子は味が苦く、煎じて飲むと心の熱を冷ますので鎮静・不眠によい。また肝炎や黄疸、吐血・鼻血などにもよく使います。アルミ箔に包んで蒸し焼き(炭)にしたものを小さじ1杯飲むと止血や心臓病によいです。打撲には山梔子末(同量の黄柏末を加える)を小麦粉と酢で練って湿布として用います。6月頃に白い花を付け、秋には果実がつきます。八重咲きのクチナシは実がつきません。


●情報提供は 漢方薬局一貫堂/薬剤師長岡孝実 g0930−26−2620、http://ikkando.com