28.ウラジロガシ「裏白樫)」 ─→  詳細はこちら
身近にある薬用植物
ウラジロガシ   「裏白樫」
先日山登りした時に見つけました、ブナ科Fagaceaeの類はナラ、カシ、シイ、クヌギ、アラカシ、シラカシなど色々あります。その中で薬用植物としてよく利用されるのがウラジロガシです。葉の裏が白い事が名の由来です。ウラジロガシから得られたエキスで製薬会社が医療用医薬品を製造していますが、効能からすれば煎じた方がはるかに効きめがあります。生薬は主に徳島・和歌山県産が流通しています。葉を採り、よく洗い、刻んで乾燥させます。小さい胆石や尿路結石には1日20〜30cを水720tで半量に煎じ、3回に分け服用します。連銭草20c、夏枯草10cを同時に煎じて飲んでも効果的です。効果がないときや大きい結石では50〜70cまで増量しなければ効果が得にくいです。民間処方としてウラジロガシ20c、クマヤナギ10c、連銭草10cを同様に煎じて飲むと単独利用よりも遙かに効果的です。結石の場合、シュウ酸含有の多いホウレン草は石が増大するので食べるのを控えてください。特に尿路結石では食べると砂が溜まると言うほど結石がつくられます。

●情報提供 長岡孝実「漢方薬局一貫堂」g26−2620、  http://ikkando.com