25.ネムノキ「合歓皮(ゴウカンヒ)」 ─→  詳細はこちら
身近にある薬用植物
ネムノキ「合歓皮(ごうかんひ)、合歓花」
 ネムノキ、マメ科の花は7月頃の小枝の先に花を付けます。その形は散形で、根本は白く先端がピンクの長さ3〜4aの花柄が数十個集合した花です。
ネムノキの葉は夜になると閉じて眠ったように見えるのでこの名が付けられたと言う事です。
万葉の時代には既に唄に詠まれており身近な植物だったようです。またネムノキを庭に植えておくと人の怒りを取り除くとも言われます。
利用法は樹皮を日干ししたものを合歓皮といい、強壮・健胃・利尿に1日10〜20cを煎じて飲みます。
その他虫下しや鎮静の作用もあります。
煎液は外用にも利用します。打撲傷・骨折・関節痛・捻挫などに液を塗ります。浴剤として利用しても良いです。この時に黄柏末を水で練ったものを患部に湿布すると更に効果的です。
また、葉・小枝を乾燥させたもの40〜50cに焼き塩5cを加え水1gで半量まで煎じ冷後、少量ずつとり、1日数回患部を洗うと水虫や手の平の荒れによいともいいます。

水虫にはムクゲの方が遙かに効くと私は思います。乾燥した花には精神安定作用があり1日3〜5cを煎服します
ハイシャロン(土槿皮チンキ入り)

●情報提供 長岡孝実「漢方薬局一貫堂」g26−2620、  http://ikkando.com