24.「ヤブジラミ」蛇床子ジャショウシ ─→ 詳細はこちら
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24.ヤブジラミ    蛇床子(じゃしょうし)
路傍、野原などあちこちに生えるセリ科二年草の雑草。には果実を使います。夏が終わって1月程の熟し切った成熟果実を薬用とします。蛇床子を煎じた液は蛇床子湯(蛇床子煎)といい陰部の痒みや皮膚の痒み等に煎液で洗います。アトピー性皮膚炎には不可欠で煎じた液を風呂に入れたり飲んだりすると痒みが和らいできます。膣外陰部の腫れ物には、蛇床子5〜10c、明礬2〜4cを水150`で煎じ、ややさめた煎液を脱脂綿に浸し患部を洗う。湿疹、皮膚掻痒症に。乳児湿疹、慢性湿疹の急性発作時、アセモ様白癬のびらん期、陰嚢湿疹、外陰部掻痒、にも蛇床子煎で洗うと良いです。民間では強壮・強精薬として1日9〜15cを煎じ3回に分服すると陰萎に効くといいます。蛇床子、五味子(チョウセンゴミシ実)、菟絲子(ホウキギ実、トンブリ)の同量を粉末にして混ぜ、蜂蜜で大豆位の大きさの丸薬にして1回5粒を1日3回飲む方がより効果的だそうです。
●情報提供 長岡孝実「漢方薬局一貫堂」g26−2620、  http://ikkando.com