18.イカリソウ ─→ 詳細はこちら
身近にある薬用植物18  「イカリソウ」
船のイカリの様な花をつける山野草としてお馴染みのメギ科植物のイカリソウは滋養強壮剤として有名です。漢薬名は「淫羊(いんようかく)」と書きます。治療用の薬用植物として利用するのは「ホザキノイカリソウ」と「キバナイカリソウ」に限定されます。別名を仙霊脾といい、イカリソウで作った酒(仙霊脾酒)を飲むと腎陽虚(車でいえばバッテリー上がりに相当)を改善します。精力減退、インポテンツ、易疲労、発育不良、冷え性、健忘などに効果がありますが、即効性のものではないので、3ヶ月から半年と気長に飲む必要があります。煎じて飲んでもかまいません。陰虚火旺(赤ら顔で高血圧でのぼせている人は体質に合わないので飲まないようにご注意ください)。淫羊の名の由来は、「とは豆葉をいい、これを食べた雄山羊が平気に何百回も後尾を続ける」からだといいます。実際に太古より強精剤として人気があったようす。強壮剤といえばナルコユリやアマドコロも有名です。


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