8.ヤブラン ─→ 詳細はこちら
漢薬名を「麦門冬」といいます
8.ヤブラン
半日陰に生え8月下旬から9月にかけ、うす紫色の小さな花をつけます。根には肥大した長さ2pほどの芋状の塊根があります。この塊根は栄養分を貯蔵しているために過酷な条件でも育つことが出来ます。漢方薬はこの塊根を利用します。生薬は「大葉麦門冬」といい、ジャノヒゲの塊根「麦門冬」の代用としで全く同様に使います。晩秋に塊根を集めてよく洗い乾燥させて利用します。中央の根の心を抜いて用いる方がよく効きますが芯を去るのは大変なため通常はそのまま使います。麦門冬は咳や痰によく効きます。喉が乾燥気味になった咳や痰には特によく効きます。また、年輩者で布団はいると咳き込む様な方は麦門冬が主薬の麦門冬湯を飲むと落ち着いてきます。妊婦に最も安全な咳止めとして江戸時代より使われてきました。又、滋養強壮作用があります。 1日10〜20gを水500`で煎じて飲みます(少し砂糖を加えてシロップ状にすると更によく効きます)。薬用酒として飲めばだんだんと元気になってきます。麦門冬酒「麦門冬100g、グラニュー糖200g(好みで加減)、ホワイトリカー720`、3〜6ヶ月つけ込みます」
●情報提供 長岡孝実「漢方薬局一貫堂」g26−2620、 ホームページ http://ikkando.com



●情報提供、長岡孝実「漢方薬局一貫堂」
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