4. ノアザミ─→詳しくはこちらを
漢薬名「大薊ダイケイ」
晩春から初夏にかけて赤紫色の花の咲くノアザミも薬草です。夏から秋の開花期に根を掘り取って乾燥させた物を利用します。止血剤として利用します。1日15gを煎じて飲みます。健胃・強壮・利尿には1日10gをつかいます。また、小児の夜尿にも良いとされ1日6〜10gを年に応じて量を加減して常用させるとよく体も丈夫になるといいます。火傷や虫さされには生の根の汁を付けると良いのでこの先キャンプなどアウトドア派の方は是非覚えといてください。怪我の止血にはヨモギのしぼり汁を付けると良いです。
さて多分1度や2度は食べたことがあると思いますが、土産物で売られている(長さ15センチ程の)ヤマゴボウは同族植物のモリアザミの根っこのことです。漬け物、醤油漬け、味噌漬け、麹漬けにされています。他の植物でもこのような例はありますが何故かヤマゴボウとして売られています。

本物のヤマゴボウは
「有毒植物」なので絶対に口にしてはいけません。




●情報提供、長岡孝実「漢方薬局一貫堂」g26-2620、ホームページ http://ikkando.com


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