チョウジノキ 生薬「丁字(丁香)」


【基原植物】  チョウジSyzygium aromaticum
【 生薬名 】  丁字 CARYOPHYLLI FLOS
【 科 名 】 フトモモ科Myrtaceae
【 別 名 】 丁香
【薬用部位】 花蕾
【 主成分 】 精油オイゲノール・アセチルオイゲノール、タンニン
【 薬 性 】 性味‥辛温無毒  帰経‥入肺胃脾腎四経  (常用薬剤選輯)
【 功 效 】 芳香健胃・興奮壮陽・駆風散寒・鎮痛鎮痙・止吐 (常用薬剤選輯)
【 主 治 】 呃瘧アクギャク嘔噦・霍亂吐瀉・胸腹脹痛・胃痛・口臭・慢性消化不良・胃腸脹気・子宮陰冷・疝痛  (常用薬剤選輯)
【 効 能 】 ●芳香性健胃薬として、脾胃虚寒・呃逆・嘔吐・吐瀉・腹痛などの症に応用
●温中降逆、温腎補陽
●健胃整腸、抗菌、抗真菌
●胃寒による「しゃっくり」
●消化不良や胃腸炎で腹痛、手足冷え、嘔吐、下痢などの寒証があるとき
●全身各所の白癬症の患部に煎液を塗ると痒み、落屑が減る
●1日1.5~3g
【 備 考 】 家庭薬の原料として、また丁子油製造原料としても重要
【出  典】  
【処 方 例】 丁香柿蒂湯、五香湯(まくり)