オミナエシ オトコエシ


【基原植物 】 オミナエシ黄花敗醤Patrinia scabiosaefolia
オトコエシ白花敗醤P.villosa
【 生薬名 】 敗醤草THLASPI HERBA、敗醤根THLASPI HERBA
【 科 名 】 オミナエシ科Valerianaceae
【 別 名 】 女郎花、血眼草、黄花竜牙
【薬用部位】 根、根をつけた全草
【 成分 】 モノテルペン配糖体のloganin、villoside、morroniside、精油、オレアノール酸、サポニン
【薬理作用】 未詳
【 薬 性 】 性味‥苦平無毒  帰経‥入胃大腸心包肝四経  (常用薬剤選輯)
【 功 效 】 清熱消炎、解毒排膿、袪瘀活血 
【 主 治 】 腸炎下痢、腹膜炎、盲腸炎、腹部腫脹、婦人帯下、瘀血腹痛、神経衰弱、瘡癰、目疾  (常用薬剤選輯)
【 効 能 】  ●消炎、浄血、排膿作用、婦人科でよく使う、むくみ、通経、はれもの、鼻血、吐血、帯下等、又、産後の肥立ちを良くし、血の道にもよい、1日5~10gを煎服する
●民間では古来より「血眼草」とよび、目の充血、炎症に煎液てで洗眼したり、内服されてきた
●乾燥根は醤油の腐敗したような臭いがある(名前の由来)
●秋の七草の一つ
【備 考】 敗醤の基原は混乱しており中国では10種類以上が基原になっている
日本産の敗醤根は、オミナエシである
【出  典】  ●敗醤ハイショウ.一名鹿腸.味苦平.生川谷.治暴熱火瘡.赤氣.疥瘙疽痔.馬鞍熱氣.(神農本草経中品)
【処 方 例】 薏苡附子敗醤散は腸癰(虫垂炎)やむくみに使われる