「痛風」の食養生

●お酒類はたしなむ程度にする、出来ればやめる
 ビールにホルモン・焼き肉は最悪の組み合わせです--翌日は痛風発作間違いなし

お酒類自体にプリン体が含まれている、アルコールは肝臓でプリン体が作られるのを促進する、
アルコールの代謝物のアセトアルデヒドが尿酸の排泄を阻害する、
アルコールには利尿作用があり脱水状態になりやすい、
アルコールは食欲増進作用があり暴飲暴食そして肥満につながります

ただ、尿酸も生体に取っては必要な成分で、消炎作用とか抗酸化作用があり、
体に必要な物質としても働いらいているのです。
体内で処理できないほど作られることが害を及ぼすことになるのです。
現代人はとかく食べ過ぎです。断食を経験した人が言っていました、自分は食べ過ぎであったと。

ブログやフェイスブックなどを読ませてもらっていると、出来ます。
でも、プリン体を含む物はうまいものが多いのも事実ですね。

◆アルコール飲料のプリン体含有量

ビール大瓶1本(32.4㎎)、日本酒1合(22.2㎎)
ワイングラス1杯(0.5㎎)、ウイスキーシングル1杯(0.04㎎)、焼酎お湯割1杯(0.03㎎)

◆プリン体を多く含む食品例

1食分で100㎎以上になるものの例
あんきも酒蒸し50g、
白子50g、
大正エビ4匹、
レバー80g

◆よく食べる食材で、1食分のプリン体含有量をを50㎎以下にするには

牛ロース肉(80g)
豚バラ肉(80g)
生サケ1切れ
ブリ1切れ
サワラ1切れ 

食品100g中のプリン体含有量

痛風激痛は解消できる/鈴木吉彦著/主婦の友社/平成5年/第2刷
今日の健康2002年1月号/NHKを参考にしました

分類 100g中
含有量
食品分類    食  品  名
高プリン食品 126~500
mg
マイワシの干物、鰹節、煮干し、
イワシの缶詰(150~1000mg)
畜肉 鶏レバー、(肉エキス、肉汁‥150~1000mg)
野菜 干し椎茸
101~125
mg
大正エビ、オキアミ、マアジの干物
畜肉 豚レバー、牛レバー、肉スープ
中等度プリン食品 76~100
mg
カツオ、タラ、ニジマス、マイワシ、マガキ、スルメイカ、車エビ、シャコ、サンマの干物
畜肉 豚腎臓、牛腎臓、牛心臓
大豆
軽プリン食品 51~75
mg
穀物 オートミール
マグロ、イサキ、サワラ、キス、トビウオ、アカカマス、マダイ、ヒラメ、ニシン、マアジ、アイナメ、マサバ、アカアマダイ、ブリ、サケ、スズキ、メバル、サンマ、タラコ、アサリ、ヤリイカ、マダコ、芝エビ、ズワイガニ、アユ、ドジョウ、シラウオ
畜肉 豚ヒレ、豚モモ、鶏手羽、鶏モモ、ササミ、鶏皮、鶏砂肝、
サラミソーセージ
インゲン豆、エンドウ豆、納豆
野菜 アスパラガス、キノコ、サヤ豆、サヤインゲン、ヒラタケ
低プリン食品 26~50
mg
穀物 そば粉
マガレイ、ハタハタ、タラバガニ、ハマグリ、コイ、ウナギ、ワカサギ、マグロ缶詰、ツミレ
畜肉 豚スネ、豚バラ、豚タン、
牛肩ロース、牛ヒレ、牛肩バラ、牛モモ、牛舌、牛スネ、
マトン、ラム、クジラ赤身、尾の身、
ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、コンビーフ、レバーペースト
大納言アズキ
野菜 ホウレンソウ、カリフラワー

    

0~25
mg

穀物 ご飯、パン、うどん、そば、素麺、スパゲティー、マカロニ、クラッカー、小麦粉、トウモロコシ、酵母、タピオカ
イモ類 ジャガイモ、サツマイモ、里芋、クワイ、片栗粉、くず粉
乳製品 牛乳、チーズ、脱脂乳
卵類 鶏卵、うずら卵
魚肉 魚肉ソーセージ、さつま揚げ、カマボコ、なると巻き、焼きチクワ、笹カマボコ、カズノコ、スジコ、
畜肉 ウインナーソーセージ
野菜 レタス、キャベツ、芽キャベツ、ニンジン、小松菜、ミツバ、トマト、キュウリ、カブ、ナス、カボチャ、白菜、大根、ゴボウ、ヨモギ、シソ、グリンピース(缶詰)、ナメコ、エノキダケ、マッシュルーム
果物 季節の果物、缶詰類、ジャム、ゼリー、果汁
油脂 サラダ油、揚げ油(しらしめ油)、バター、ナタネ油
海草 ノリ、ワカメ、コンブ
ソラマメ、緑豆モヤシ、豆腐、豆乳
調味料 お酢、塩、醤油、砂糖とその加工品、蜂蜜、水飴
嗜好品 コーヒー、ココア、チョコレートお茶
その他 ゼラチン、肝油、木の実、ゴマ