第1話 かきどおし 連銭草 |
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生薬名を連銭草(れんせんそう)といいます。4~5月が花期で群生しています。藤色のかわいい花です。500円玉位の丸っこい葉は日当たりの良いところでは直径が7センチ程に成る事もあります。全草をよく洗って陰干しします。農薬を使用している田畑の近くに生えている物の利用は控えた方がよいでしょう。私の店ではよく売れている薬草の一つです。 中華人民共和国では連銭草としてマメ科の金銭草の方が良く用いられているようです。 |
●〔効能〕 現代人にぴったりの薬草です。血糖値を下げる力がわりと強いといわれている。血糖の高いときに用いられる薬草には、タラノキ(タラコン根やタラボク皮)、フジバカマ、イチイ葉、桑の葉などがあります。当店では連銭草と桑の葉を一緒に煎じて調子が良いと定期的に買いに来る人もいます。飲みやすいとよく売れている薬草です。 |
●その他、コレステロール値の高い人や高脂血症など血がドロドロで血圧が高くなっている人にお勧めです。中には薬を飲まなくなったと喜ばれている方もいます。 |
●胆石や尿路結石にも良いです。石のあるときには、ウラジロガシ15~20gを一緒に煎じて飲みます。私が尿路結石で治療中にはこのお茶をしばらく飲みました。まだ一度も再発していません。 |
●強壮作用があり長く飲んでいると元気になってくると言われています。 |
●別名を「カントリソウ」といい昔から子供の疳の虫にも使われてきました。 |
●〔飲み方〕 連銭草は1日15~20gを水600mlしいとろ火で煎じ、沸騰後5分ほどで火を止め滓を濾して1日3回、空腹時に飲みます。またお茶代わりに飲まれてもかまいません。長く続けることが大事です。 |
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全草 | 花up 長門峡にて |
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全草 | 生薬 連銭草 |