【基原植物】 |
チョレイマイタケPolyporus umbellatus |
【 生薬名 】 |
猪苓 POLYPORUS |
【 科 名 】 |
サルノコシカケ科Polyporaceae |
【 別 名 】 |
牛のフン、チョレイタケ、チョレイナバ、マツマイタケ、ハギホド、オニノカナクソなど |
【薬用部位】 |
菌核 |
【 主成分 】 |
エルゴステロール、非晶形多糖類、ビオチン |
【 薬 性 】 |
性味‥甘平無毒 帰経‥入腎膀胱二経 (常用薬剤選輯) |
【 功 效 】 |
利尿滲湿・解熱止渇・消炎止瀉 (常用薬剤選輯) |
【 主 治 】 |
小便不利・水腫脹満・湿熱脚気・淋濁帯下・糖尿病・口渇・泄瀉
(常用薬剤選輯) |
【 効 能 】 |
●1日3~6gを煎服する |
●顕著な利尿作用、尿細管での吸収を抑制するので子球体濾過率GFRには影響がない |
●水腫(腎炎など)に使う、重症ならば車前子・牛膝を併用する |
●急性の尿道炎の尿量減少、排尿痛、血尿など湿熱のものにはに猪苓湯はよく使われ効果も良い |
●普段より尿量の多いものは注意して服用すること |
●国の機関の研究で抗癌作用が確認されている、水溶性グルカンは担癌マウスに対し,強い抗腫瘍作用を示した |
●水湿の甚だしい肺癌や肝臓癌等に用いられる |
●黄色ブドウ球菌,大腸菌に対し制菌作用がある |
【 備 考 】 |
●猪の糞の形がよく似ているので、この名「猪苓」がある |