ツルナ/簑島  生薬「蕃杏(浜千舎)」


【基原植物】  ツルナTetragonia tetragonioides
【 生薬名 】  蕃杏/浜千舎 TETRAGONIAE HERBA
【 科 名 】 ツルナ科Aizaoaceae(ザクロソウ科ともいう)
【 別 名 】 浜千舎、ウミチシャ、ニュージーランドほうれん草(キャプテン・クックがニュージーランドで見つけて英国に持ち帰ったのでこの名がついた)
【薬用部位】 全草
【 主成分 】 鉄分、VA、VB、レシチン
【 薬 性 】 気味、帰経は不明
【 効 能 】 ●胃炎、胃酸過多に1日10~20gを煎服
●消炎解毒薬として腸カタル、できものに用いる
●胃潰瘍に蕃杏10g、干した大根の葉10gを煎服する
●胃ガン、食道ガンの特効薬(ツルナ煎)として一昔前、ブームになった
●中国では胃ガン、腸カタル、食道ガンなどに用いているらしい
  ●いつ頃から薬用にし始めたのかは不明
【 備 考 】 ●葉はお浸し、ゴマ和え、味噌汁などにするとおいしい。私時々食べてます。
●青汁にも最適である