ツルドクダミ花 | ツルドクダミ塊状根 | 生薬「可首烏」 |
【基原植物】 | ツルドクダミPolygonum multiflorum | |
【生薬名】 | 何首烏(塊状根) POLYGONI MULTIFLORI RADIX |
|
【 科 名 】 | タデ科 | |
【 別 名 】 | 首烏、製可首烏 | |
【薬用部位】 | 可首烏 | 塊状根 |
夜交籐 | 蔓茎 | |
【 成分 】 | 可首烏 | タンニン、アンスラキノン類(クリソファナール、エモジン、レイン等)、レシチン |
夜交籐 | 不詳 | |
【薬理作用】 | 可首烏の滋陰作用①コレステロール低下作用‥家兎の実験的血清コレステロール増加抑制し、腸管からのコレステロール九州を減少する。 ②動脈硬化抑制‥動脈硬化を緩解しね類脂質の血清中残留と動脈管内への沈着を防止。 ③瀉下け作用は穏やか。 ④抗ウイルス‥インフルエンザウイルスに対し抑制作用。 | |
【 薬 性 】 | 可首烏 | 性味‥苦甘渋温無毒 帰経‥入肝腎二経 (常用薬剤選輯) |
【 効 能 】 | ||
●可首烏 | ●強壮、強精、補血、緩下薬として。精血の不足、腰膝の疼痛、遺精、帯下、白髪などに応用する。 | |
●滋陰、強壮、益精補血の作用がある | ||
●便秘、整腸に、1日10~20g | ||
●強壮に薬用酒を飲む、1日20~30ml 『可首烏酒』;生の根200g、ホワイトリカー1.8L、1ヶ月以上熟成 |
||
●白髪を黒くするとかつてブームになった 補腎に働くので実際に髪を黒くしたり育毛の効能がある |
||
【 功 效 】 | 補益肝腎・益精強壮・養気血・壮筋骨・烏髭髪・緩瀉 (常用薬剤選輯) | |
【 主 治 】 | 肝腎虧虚・遺精帯下・腰膝酸痛・陰虚久瘧・貧血・神経衰弱・慢性便秘・癰疽瘰癧・鬚髪早白 (常用薬剤選輯) | |
◆夜交籐 | ◆神経衰弱などの不安を鎮静させる | |
◆皮膚の痒みには地上部の煎液で洗うと効果がある | ||
【 備 考 】 | 生首烏は潤腸・瀉下・消炎の力が強く、製首烏は補益肝腎の効が強い。 可首烏は補肝の力が強く、熟地黄は補腎の力が強い。 |
|
【処 方 例】 | 可首烏丸 |
【生薬名】 | 夜交籐(蔓茎)OLYGONI MULTIFLORI CAILIS |
【薬用部位】 | 茎蔓 |
【成 分】 | |
【薬理作用】 | |
【薬 性】 | 性味:甘平無毒 帰経:入心肝二経 (常用薬剤選輯) |
【効 能】 | 安神・養血活絡。鎮痛作用がある。 |
【 功 效 】 | 安神止汗・調營衞・袪風湿・通経絡・除痺痛・治寒熱 (常用薬剤選輯) |
【 主 治 】 | 失眠・征忡心悸・血虚身痛・風湿症・外治風瘡疥癬・作癢 (常用薬剤選輯) |
【備 考】 | ・神経衰弱・貧血などで不眠・動悸などの血虚の症状を呈するものに用いる。・夢をよく見て驚きやすい時に適し、酸棗仁、柏子仁などを配合する。 ・動脈硬化症などで、痺れ・四肢がだるい・疼痛などの血虚の症状が認められる場合、丹参・当帰・白蒺藜などを配合する。 |
【処 方 例】 | 鈎藤飲 |