【基原植物】 |
サンショウ Zanthoxylum piperitum |
【 生薬名 】 |
山椒 ZANTHOXYLI FRCTUS 蜀椒、花椒 |
【 科 名 】 |
ミカン科Rutaceae |
【 別 名 】 |
中国では、イヌザンショウ、カホクザンショウ、フユザンショウを蜀椒・花椒としている |
【薬用部位】 |
果皮‥山椒、蜀椒、花椒 |
種子‥椒目 |
【 主成分 】 |
α、βサンショーオール(辛味成分) |
【 薬 性 】 |
気味は辛大熱、帰経は脾胃肺腎に属す (常用薬剤選輯) |
【 功 效 】 |
(常用薬剤選輯) |
【 主 治 】 |
(常用薬剤選輯) |
【 効 能 】 |
●芳香性辛味健胃薬、駆風、止痛、胃腸を暖める、果皮の粉末1日量2~5gをそのまま服用 |
●果皮の煎液を塗ると神経痛の痛みによい |
●明らかに体が寒の状態のものに使うこと |
●大建中湯に処方されており、体力が落ちて下痢腹痛するものに用いられる |
◆種子(椒目)には利尿作用があり15gを煎服する |
【 備 考 】 |
●生の葉は木の芽とよび料理に使うし葉の粉末は鰻の蒲焼きにとても合う |
【出 典】 |
●蜀椒ショクショウ.味辛温.生川谷.治邪氣逆.温中.逐骨節皮膚死肌.寒濕痹痛.下氣.久服之頭不白.輕身増年.(神農本草経下品) |
【処 方 例】 |
大建中湯、解急蜀椒湯(附子粳米湯合大建中湯)) |