キバナオウギ花 黄耆片切り


【起源植物】  キバナオウギ
【 生薬名 】  黄耆
【 科 名 】 マメ科
【 別 名 】 黄耆には4種類あって綿黄耆、紅耆(晋耆)、土黄耆(木耆)、和黄耆などと称され、みな起源植物が違っています。(1)綿黄耆は現在、黄耆の正品とされているもので、マメ科のキバナオウギ又はナイモウオウギの根とされています。(2)紅耆はマメ科のHedysarum polybotrys Hand.-Mazz.の根、(3)土黄耆はムラサキウマゴヤシ、シナガワハギ、コゴメハギなどの根で、これらはすべて黄耆の代用品とされています。(4)和黄耆はわが国に野生するイワオウギの根で、かつてわが国で黄耆が品薄の時に代用されました。
【薬用部位】
【 主成分 】 ステロールのβジトステロール、スチグマステロール、トリテルペンのβアミリン、フラボノイドのジハイドロオキシン、ジメトオキソフラボン、コリン、ベタイン、糖質
【 薬 性 】 気味は甘微温、帰経は脾肺に属す
【 効 能 】 ●強壮、止汗、強心、利尿、血圧降下、止血に3〜6gを煎服
●漢方では強壮的に使い、又皮膚の抵抗力をつけるとされます
桂枝加黄耆湯や黄耆建中湯は小児の体質改善薬として使います
●免疫賦活、抗腫瘍、肝庇護、降圧、抗炎症、抗アレルギーなどの作用も認められています
●補中益気湯や十全大補湯などは強壮剤(補陽薬)としてよく使われます。
●帰耆建中湯には気血を補い肌を生かし托裏排毒の薬として使います
●神農本草経上品に『味甘微温。主癰疽久敗瘡排膿止痛大風癩疾 五痔鼠瘻補虚小児百病』と記載
●薬徴には『主治肌表之水也。故能治黄汗。盗汗。皮水。又旁治身 体腫。或不仁者。』と記載
●黄耆は中国人が人参以上に愛する補益薬です、昨年訪れた韓国では夏場の暑気あたりや発汗異常にハンギーと呼び市場で山積みにして売られていました。薬局の薬剤師に尋ねると1日当たり60gを水600mlで煎じて飲むそうです。
 【 備 考 】