オグルマ花 生薬「旋覆花」


【基原植物 】 オグルマInula britannica japonica(I.japonica)
【 生薬名 】 旋覆花 INULAE FLOS
【 科 名 】 キク科Compositae
【 別 名 】 金沸草、金福花、金錢花、金沸花
【薬用部位】 頭状花序
【 主成分 】 イソフラボノイドのクエルセチン・イソクエルセチン、
PPAのカフェー酸(クロロゲン酸として)
【薬理作用】
【 薬 性 】 性味‥鹹温有小毒   帰経‥入肺大腸二経  (常用薬剤選輯)
【 功 效 】 消痰行水、下気止嘔、健胃鎮痛、軟堅消痞   (常用薬剤選輯)
【 主 治 】 胸中痰結、唾如膠漆、胃部脹満、嘔逆、噫噯、咳喘、膀胱留飲、風気濕痺   (常用薬剤選輯)
【 効 能 】 ●しゃっくり、おくび(ゲップ)、気管支炎に
 1日3~9g、水400mlにて煎じ3回に分けて服用する
●中薬大辞典には「痰を消す、気を下す、堅を軟らげる、水を行らす」の効があるとし、胸中の痰結、脇下の脹満、咳喘、しゃっくり、非常に粘り着いた唾液の出る状態、長期にわたるあくび、腹の水腫を治す効があると記載されている
 【 備 考 】  
【出  典】 旋覆華センプクカ.一名金沸草.一名盛椹.味鹹温.生川谷.治結氣.脇下滿.驚悸.除水.去五藏間寒熱.補中下氣.(神農本草経下品)
【処 方 例】 日本ではひどいゲップに旋覆花代赭石湯は使われている