| 【基原植物】 |
大薊：ノアザミCirsium japonica 、その近縁種
小薊：Breea segetum、B．setosum |
| 【 生薬名 】 |
大薊 CIRSII RHIZOMA ET RADIX
小薊 BREEAE RADIX |
| 【 科 名 】 |
キク科Compositae |
| 【 別 名 】 |
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| 【薬用部位】 |
根(根茎)または全草を乾燥させたもの |
| 【 成 分 】 |
アルカロイド、精油、苦味質 |
| 【薬理作用】 |
大薊および小薊のエタノールエキス ・水浸液を犬、猫などの麻酔動物に与えたところ、血圧降下作用が証明された |
| 【 薬 性 】 |
性味‥甘凉、帰経‥入肝脾二経 (常用薬剤選輯) |
| 【 功 效 】 |
破血行瘀、凉血止血、去痰消瘀 |
| 【 主 治 】 |
吐血、衄血、血尿、 崩中下血、瘡傷出血、瘡毒癰腫 |
| 【 効 能 】 |
●外耳炎の耳痛に生の根をすり下ろして汁をつける |
| ●はれものに生の葉の搾り汁をつける |
| ●痔瘻に茎葉をゆでて、乾燥させた後、粉末にして１日６～１０ｇを飲む |
| ●漢方では止血薬として使われる、また消炎、利尿薬としても使われている |
| 【 備 考 】 |
解熱、止血、駆瘀血薬として、吐血、衄血、崩漏下血、尿血などに応用される。また大薊はその他、瘡毒、癰腫などの症にも用いられる |
| 【出 典】 |
大小薊根、味甘、温。主養精保血。大薊主治女子赤白沃、安胎、止吐血、衄鼻、令人肥健、五月采。 (名医別録中品)(本書には大小薊根とまとめて記載される） |
| 【処 方 例】 |
十灰散、小薊飲 |
