広島の薬草より |
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紅参、白参、生干人参 | 紅参と生干人参の片切 | 髭人参 |
【基原植物 】 | オタネニンジンPanax ginseng | |
【 生薬名 】 | 人参 GINNSENG RADIX | |
【 科 名 】 | ウコギ科Araliaceae | |
【 別 名 】 | 高麗人参、朝鮮人参 紅参、曲参、紅参、白参、生干し人参、髭人参 |
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【薬用部位】 | 根、主に6年根。7年目には虫が付いて腐ってしまう | |
3年未満の根は医薬品としての効果がないので人参茶などに利用 | ||
【 主成分 】 | ジンセノサイドやパナックスジオールなどのサポニン | |
【 薬 性 】 | 性味‥甘微苦・温微凉、帰経‥入肺脾二経 (常用薬剤選輯) | |
【 功 效 】 | 大補肺中元気、益土生金、明目開心、益明智、添精神、定驚悸、消煩渇、通血脈、破堅積、消痰水 (常用薬剤選輯) | |
【 主 治 】 | 労傷虚損、少食倦怠、反胃吐食、大便滑泄、虚咳喘促、自汗暴脱、驚悸健忘、眩暈頭痛、陽痿尿頻、婦女崩漏、久虚不復之一切気血津液不足之證。 (常用薬剤選輯) | |
【 効 能 】 | ●滋養強壮保健薬。健胃薬、糖尿病などにも使う | |
●10gを煎服、粉末は最大量1日3gまでとする | ||
●最近、制癌作用の報告も見られるようになった | ||
●出血によるショックや虚脱に使用する以外は党参で代用できる | ||
●種子は人参子、細い根は髭人参と称し、同じ様に利用される | ||
●最古の薬物書・神農本草経に《五臓を補し精神を安んじ、魂魄を定め、驚悸を止め、邪気を除き、目を明らかにし、心を開き、智を益す。久服すれば身体を軽快にし、天年を延べる》と記載される。 | ||
●現代医学的には食欲増進等の健胃、利尿、催眠、保温、抗疲労、強壮、興奮、新陳代謝賦活などの作用があり、漢方的にいえば人参は脾胃虚弱、諸々の虚不足を補う作用といえます | ||
【禁 忌】 | ●禁忌は実証熱証で、これらで高血圧者は服用を控えて下さい。 | |
【備 考】 | ●日本では長野や会津若松などで収穫される | |
【出 典】 | 人參ニンジン.一名人銜.一名鬼蓋.味甘微寒.生山谷.補五藏.安精神.定魂魄.止驚悸.除邪氣.明目.開心益智.久服輕身延年.(神農本草経上品) | |
【処 方 例】 | 人参湯、独参湯、補中益気湯、六君子湯など |