クサノオウ


【基原植物】  クサノオウChelidonium majus asiaticum
【 生薬名 】  白屈菜
【 科 名 】 ケシ科Papaveraceae
【 別 名 】 タムシグサ、イボクサ、チドメグサ、ヒゼングサなど皮膚病に関係関する名前
【薬用部位】 全草
【 主成分 】 アルカロイド(プロトピン、ケリドニン)
【 薬 性 】 気味‥甘苦・有毒、帰経は肺・肝・胃に属す
【 効 能 】 ●古来より、クサ(湿疹)に白屈菜の煎じ液で患部を洗う
●生の汁をイボ、タムシ、はれもの、虫の刺し傷に生の黄褐色の汁を直接患部につける
●毒虫刺されの痒みには生の刻んだ全草をアルコールに1週間つけた液を塗ると良い
●生汁は皮膚の弱い人はかぶるので使用しないこと
●タケニグサもクサノオウと同様に使う、両者は共に毒性があるので外用としての使用にとどめ、内服しないこと
●止痛、止咳、解毒の効能があり、食道癌、胃癌に用いたとがあった
 【 備 考 】 ●毒性が強いので安易な内服は危険であ