| 【基原植物】 |
キキョウPlatycodon grandiflorum |
| 【 生薬名 】 |
桔梗PLATICODI RADIX |
| 【 科 名 】 |
キキョウ科Campanulaceae |
| 【 別 名 】 |
朝鮮ではトラジとよび食用にする |
| 【薬用部位】 |
根 |
| 【 成 分 】 |
キキョウサポニン、プラチコジン、イヌリン |
| 【 薬 性 】 |
性味‥苦辛微温有小毒、帰経‥入肺経 (常用薬剤選輯) |
| 【 功 效 】 |
宣肺散寒・鎮咳祛痰・催吐・排膿 (常用薬剤選輯) |
| 【 主 治 】 |
外感咳嗽・気管支炎・扁桃腺炎・咽喉炎・失声・肺膿瘍・胸脇痛・腹鳴腹瀉・化膿性疾患 (常用薬剤選輯) |
| 【 効 能 】 |
●痰や喉の痛みを伴う咳には1日2~5g |
| ●喉が腫れて痛んだり、扁桃炎には桔梗2g、甘草3gを煎じてうがいをしながらゆっくりと飲む(桔梗湯) |
| ●気管支炎には1日8gに甘草杏仁を加える |
| ●化膿性の腫れ物には桔梗1、芍薬枳実各2の割合で粉末として混ぜ合わせ、1回量3gに卵黄1個分を加えて良くかき混ぜて白湯で飲む、1日2回飲むと良い、排膿散 |
| ●清肺提気・去痰排膿の薬能を有す |
| ●鎮痛、鎮静、解熱、血管拡張、抗潰瘍、鎮咳去痰、血糖降下、抗炎症、免疫賦活(マクロファージの貧食能亢進)などの作用が認められている |
| 【 備 考 】 |
●秋の七草の一つ |
| 【出 典】 |
桔梗.味辛微温.生山谷.治胸脇痛如刀刺.腹滿腸鳴幽幽.驚恐悸氣.(神農本草経中品) |
| 【処 方 例】 |
桔梗湯、十味敗毒湯 |