【起源植物】  キハダ
【 生薬名 】  黄柏、黄檗
【 科 名 】 ミカン科
【 別 名 】 キワダ、ダラニスケ
【薬用部位】 樹皮
【 主成分 】 ベルベリン、パルマチン、オウバクノンなどのアルカロイド
【 薬 性 】 気味は苦寒、帰経は腎胆膀胱大腸に属す
【 効 能 】 ●苦味健胃薬として下痢、消化不良、食欲不振などに1日量5gを煎じて服用、粉末は1日1gを3回に分けて服用
●感冒時などの咽痛には粉末1gを水100mlに溶いてうがいをする、少量の水に溶かして希釈すること。多量の水では黄柏は団子状になってしまう
●殺菌力があるので擦り傷や切り傷に粉をふりかける
●打撲には粉末を水で練って患部に湿布する
(クチナシの実の粉末を同量加えるとより効果的)
●抗消化性潰瘍、肝障害改善、抗炎症、中枢抑制(鎮静・解熱)、降圧、免疫抑制、鎮痙、利胆などの作用が認められている
●清熱乾湿・瀉火解毒・清虚熱の薬能を有する
●陀羅尼助丸は古来より下痢止め薬として今でも人気がある
 【 備 考 】