ハトムギ  生薬「意苡仁」


【起源植物】  ハトムギ
【 生薬名 】  意苡仁、  意は草冠がつく
【 科 名 】 イネ科
【 別 名 】 鳩麦
【薬用部位】 殻を去った種子
【 主成分 】 澱粉、脂肪油、蛋白質
【 薬 性 】 気味は甘淡微寒、帰経は脾胃肺に属す
【 効 能 】 ●いぼ取り、美顔に10〜30gを煎服、食べてもよい
●特に疣には多量に飲むほど効果が上がり、1日1カップを煎じて飲むこともあります
●長服すれば肌を白くして艶やかにします
●漢方では消炎、利尿、健胃、解熱に、また排膿作用がある
●滋養強壮に殻ごと突き砕いて焙じてハトムギ茶として飲む
●関節炎や筋肉痛、リウマチなどに処方される
●肺癌、胃癌、腸癌、子宮頸癌などに用いる、
 脾虚湿盛の消化器の腫瘍や膿痰を吐く肺癌に常用されている
●漢方では気血を増して体を軽くし、肺をきれいにして肺の腫れ物によいといいます
【 備 考 】 ハトムギとジュズダマは大変よく似ている、ハトムギは垂れ下がって結実し、ジュズダマはたったまま結実する、ジュズダマはハトムギの代用として使う