ゴマの花 生薬の胡麻


【起源植物】  ゴマ
【 生薬名 】  胡麻
【 科 名 】 ゴマ科
【 別 名 】
【薬用部位】 種子
【 主成分 】 リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸、セサミン、
Ca、Na、鉄などのミネラル、VEなど
【 薬 性 】 気味は甘平、帰経は肺脾肝腎に属す
【 効 能 】 ●潤燥滑腸、滋養肝腎
●滋養強壮剤として精を補い、寿命を延ばし、補血の作用がある
●古来薬用には黒ゴマを使うとされるが、白ゴマでも良い
 漢方では陰陽五行において黒色は腎に通じています
●強壮に、ゴマを長期間食べると腎を強くする
●動脈硬化や高血圧を予防する
●常用すれば髪が増え、髪の艶を保ち、白髪を防ぐといわれる
●精神を安定させる作用がある(Ca)
●脂肪油が豊富で通じをつける作用もあります(潤燥滑腸)
●ゴマをする、ごまかし、ごまのはい(え)等は、このゴマからきた言葉です
●ゴマ油は紫雲膏や中黄膏など軟膏の基材として用いる
 皮膚の血行を改善し皮膚を潤す効能がある
 やけどに塗ると痛みを止め腫れが消えるといわれます
 【 備 考 】 ●長生きのためにどんどん食べましょう。ただし、炒りゴマは不飽和脂肪酸が酸化され易いので、生ゴマを食べる前に炒ってください、効能が全然違います
●そのまま食べても消化されないので必ずすりつぶすこと