ゴマの花 生薬胡麻 白胡麻


【基原植物】 ゴマ Sesamun indicum
【 生薬名 】 胡麻仁 SESAMI SEMEN
【 科 名 】 ゴマ科Pedaliaceae
【 別 名 】
【薬用部位】 種子
【 主成分 】 脂肪油(ゴマ油)40~45%含有。リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸、セサミン、Ca、Na、鉄などのミネラル、VEなど
【 薬 性 】 性味‥甘平無毒、帰経‥入脾胃大腸三経  (常用薬剤選輯)
【 功 效 】 益肝補腎・滋養強壮・潤燥滑腸、解毒生肌  (常用薬剤選輯)
【 主 治 】 病後虚羸・腸燥便秘・頭痛眩暈・膿瘡・頭瘡  (常用薬剤選輯) 
【 効 能 】 滋養強壮、粘滑、解毒薬として、虚弱体質、病後、便秘などに用いる。
●滋養強壮剤として精を補い、寿命を延ばし、補血の作用がある
●古来薬用には黒ゴマを使うとされるが、白ゴマでも良い
 漢方では陰陽五行において黒色は腎に通じています
●強壮に、ゴマを長期間食べると腎を強くする
●動脈硬化や高血圧を予防する
●常用すれば髪が増え、髪の艶を保ち、白髪を防ぐといわれる
●精神を安定させる作用がある(Ca)
●脂肪油が豊富で通じをつける作用もあります(潤燥滑腸)
●ゴマ油は紫雲膏や中黄膏など軟膏の基材として用いる
 皮膚の血行を改善し皮膚を潤す効能がある
 やけどに塗ると痛みを止め腫れが消えるといわれます
 【 備 考 】 ●長生きのためにどんどん食べましょう。ただし、炒りゴマは不飽和脂肪酸が酸化され易いので、生ゴマを食べる前に炒ってください、効能が全然違います
●そのまま食べても消化されないので必ずすりつぶすこと
【出  典】 胡麻ゴマ.一名巨勝.味甘平.生川澤.治傷中虚羸.補五内.益氣力.長肌肉.填髓腦.久服輕身不老.葉名青蘘.(神農本草経上品)
【処 方 例】 消風散、桑麻丸(医方集解)