ヤマフジの花  生薬「藤の瘤」 生薬/藤の木


【基原植物】  フジ Wisteria floribunda
【 生薬名 】  藤の瘤  藤の木
【 科 名 】 マメ科Leguminosae
【 別 名 】
【薬用部位】 種子(7~8月頃、サヤを取って中の種子を集める)、樹皮にできるコブ(老木に多い)、樹皮
【 主成分 】 イソフラボン配糖体(発癌の抑制作用があるとの報告がある)
【 薬 性 】 気味は、帰経はに属す
【 効 能 】 ●便秘に種子を1回量1~3gを水300mlで煎じて服用
●制癌(胃癌や子宮癌によいとされる)には藤瘤を粉末として
 1日10gを2~3回に分けて水で飲む、
 一般的にはつぎの様にした方が効果的
●ガンの「WTTC」療法はとくに胃ガンに使われてた、昭和30年代頃。
処方:「藤の瘤10g、菱の実10g、訶子5g、意苡仁10g」
の4種を混ぜ水600mlで半量まで煎じて、1日3回、食間に服用
【 備 考 】 ●藤の瘤は必要時に採取する、老木に多く、大抵は地上部にあるが時に地下部にも見られる。
●入手が困難なため、藤木の刻みを用いる。