アガリクス、ブラジル産 月刊漢方療法2007.2より引用 


【基原植物】  カワリハラタケAgaricus Blazei
【 生薬名 】  アガリクス茸
【 科名 】 ハラタケ科Agaricaceae
【 別名 】 姫マツタケ
【薬用部位】 全体
【 主成分 】 多糖類のβ-グルカン、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、酵素
【 薬 性 】 気味、帰経は不祥
【 効 能 】 ●免疫力を調整する働きがあるといわれ、次の病気に効果があると利用されているようです。
 免疫力低下により起こるガン、糖尿病、肝臓病など
 免疫反応が過剰になっているアトピー性皮膚炎、花粉症等のアレルギー疾患。 免疫に関する生薬では霊芝と並んで人気がある。
●胃腸、肝臓、腎臓疾患、循環器疾患への効果もあるようです
●服用した方で手の浮腫が綺麗に治ったので利尿作用もあるようです
●精液の生成、毛髪の生成にも効果が認められている
●一番効果的な飲み方は10~15gを水1Lで弱火にて約600ml(約2/3)位まで30分間煎じてからカスを濾す。煎じ液が冷めてから別の容器で冷蔵庫内に保存する、これを1~2日分として1日数回空腹時に飲む、煎じがらにも栄養分があるので料理したりして食べると更に効果的である
【備 考】 ●原産地のブラジルでは食用にもする(姿を見ての通りマッシュルームの仲間なのです)、煮付け、網焼き、ホイル焼き、土瓶蒸し、五目ご飯、炒め物、シチュー、和え物、天ぷら、吸い物などなんでもOK、実は私も食べたことがあります。
●自ら持つ酵素で溶け傷みやすいので乾燥品しか流通していなかったが、栽培物がスーパーなどでも売られていることもありますブームだった頃15年くらい前、近所のゆめタウンで売られていた。エリンギ位なのが2本ほどい入って3000円くらいだったような…。
●使われだして新しいために効果の是非は今後の研究に期待したい、過剰な期待は禁物!?
β-グルカンとは茸のネバネバ成分です。と言うことは茸には全て抗がん的な作用が大なり小なりあります。茸を色々と食べてがんを防ぎましょう。