127.竹茹温胆湯
〔出典〕 寿世保元、万病回春傷寒門
万病回春傷寒門
傷寒、日数過多にして、其の熱退かず、無寐寧からず、心驚、恍惚、煩燥して痰多く、眠らざる者を治す。
〔構成〕
柴胡二銭、香附八分、人参黄連各五分、甘草三分、竹桔梗陳皮半夏茯苓枳実(麩にて炒る)各一銭。右刻み一剤。生姜三片。棗一枚。水煎して服す。
柴胡、竹茹、茯苓、麦門冬各3、乾生姜1、半夏5、香附子、桔梗、陳皮各、枳実各2、黄連、甘草、人参各1.(湯)
◎本方は温胆湯に柴胡、香附子、人参、麦門冬、黄連、桔梗をくわえたもの。
柴胡・香附子は疏肝理気し、人参・麦門冬は益気養陰する、黄連は清心瀉火し、桔梗は宣肺痰する。
此の六味の薬を合わせて温胆湯中に入れれば、清熱化痰の効果が増強されるほか、また疏肝理気、養心安神の作用が加わる。
◎臨床に際して、此の方は微熱があって煩躁する、咳嗽多痰、胸脇苦満、動悸がして眠れないなどの症状があり、舌苔は黄膩、脈は弦滑のものの治療に常用される。
●インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長びいたり、また平熱になっても気分がさっぱりせず、
せきや痰が多くて安眠ができないもの
日頃は風邪を引いても葛根湯や柴胡桂枝湯で簡単に治る人、
→→この人が疲労して治癒力不足の時に引いた風邪でなかなか治りにくい
胸脇苦満、胸部の欝熱、咳嗽(咳、痰が多く安眠できない)、心悸亢進、精神不安、不眠
熱状が多く残っている
熱性病が長引き熱が引かず咳嗽が多いもの~小柴胡湯
精神不安、不眠~温胆湯
慢性の呼吸器症状を伴う全身衰弱