45.桂枝加芍薬湯

〔出典〕

【傷寒論】《太陰病篇》
288.本太陽病.醫反下之.因爾腹滿時痛者.屬太陰也.桂枝加芍藥湯主之.

〔構成〕

桂枝三兩.去皮.芍藥六兩.甘草二兩.炙.大棗十二枚.擘.生薑三兩.切.
右五味.以水七升.煮取三升.去滓.温分三服.本云.桂枝湯.今加芍藥.
(桂枝3.芍藥4.甘草2.大棗3.生薑3.)

〔方意〕

・腹満し、寒下し、派浮、或は悪寒し、或は腹時に痛む者は桂枝加芍薬湯之を主る。(方機)
・桂技湯証にして腹拘攣甚だしき者を治す。(方極、方極附言)

〔病位〕太陰位で、虚実間の状態
〔脈侯〕浮緩、あるいは弱
〔舌侯〕湿潤
〔腹侯〕腹筋の異常緊張甚だしく、あるいは攣急して時々痛む。腹微満し、
    腹底に軽い抵抗を感じ、あるいは抵抗がなくて軟


〔応用の勘所〕桂枝湯証で、腹虚満し、腹痛する

〔鑑別〕桂枝加大黄湯、小建中湯、当帰建中湯、大建中湯、人参湯、当帰四逆湯、柴胡桂枝湯など

〔応用〕

・急慢性の腸カタル、腸結核、直腸潰瘍などで腹虚満または腹痛するもの
・急性虫垂炎や移動性盲腸で腹痛軽熱あるもの
・慢性虫垂炎や結核性腹膜炎で腹虚満あるいは鈍痛ある者
・急性虫垂炎から限局性腹膜炎を起こした者
・下垂体質の人の便秘
・胃痙攣、腰痛、脱肛、痔核、痔瘻など

虚性腹満、腹痛、下痢~全部は無くてよい、
全長にわたる裏急(広い)
あまり貧血なし、易疲労、食欲あまりない、ガスが溜まることあり(膨満感)
小建中湯は更に全身的な虚の状態に進んでいる→虚労
病変が腹腔内臓器に限局
いぼ痔の激しい痛みなどに卓効あり