44.桂枝加大黄芍薬湯   桂枝加大黄湯


〔出典〕

【傷寒論】《太陰病篇》
288.本太陽病。醫反下之。因爾腹滿自痛者。屬太陰也。桂枝加芍薬湯主之。
   大實痛者.桂枝加大黄湯主之.

〔構成〕

桂枝三兩去皮.大黄二兩.芍藥六兩.生薑三兩切.甘草二兩炙.大棗十二枚擘.
右六味.以水七升.煮取三升.去滓.温服一升.日三服.
  (桂枝3.芍藥4.甘草1.大棗3.生薑3.大黄1~3.)


〔方意〕

・寒下已に止みて大実痛する者は桂枝加芍薬大黄湯之を主る。(方機)
・桂枝加芍薬湯証にして停滞ある者を治す。(方極)
・桂枝加芍薬湯証にして、腹中大実痛する者を治す。(方極附言)

〔病位〕太陰位で、やや実の状態
〔脈侯〕浮でやや力がある、あるいは浮数、あるいは浮緩
〔舌侯〕やや乾燥して無苔の事が多い
〔腹侯〕腹筋の異常緊張甚だしく、あるいは攣急し、腹満して、時々痛む。
    腹力はややあるが、甚だしくは強くない


〔応用の勘所〕桂枝加芍薬湯証で、やや実し、食物の停滞感や裏急後重を伴う
〔鑑別〕桂枝加芍薬湯、小建中湯、当帰建中湯、大建中湯、人参湯、当帰四逆湯、柴胡桂枝湯など
〔応用〕
・桂枝加芍薬湯証ににて、症状がより強く、多くは便秘を伴うものなど


桂枝加芍薬湯証で大実痛(大便硬で出ずらく腹満痛あり)
便秘(裏急後重、渋り腹で便が出ずらく出たとしてもまだ出そうな感じ)
桂枝加芍薬湯や小建中湯で便が出ないもの、便はコロコロ便や細い便が少し出る