本草備要 巻二 草部 二の(三)
漢字 よみ 異字 意味
しょう 足が腫れること<、腫のこと
かく 1.たに。山中のくぼんだ所。2.あな。くぼんだあな。また、みぞ。
えん 1.のど、咽喉。2.のむ、のみこむ。
ちょう 1.草木がしなびる。2.やつれる、生気がなくなる。3.弱る。4.そこなう
なん やわらかい。軟の正字
会意兼形声。缺は「缶 (ほとぎ、土器) +音符夬カイ」。夬とは、コ型のくぼみに手をかけてえぐるさまで、抉ケツ (えぐる) の原字。缺は土器がコ型にかけて穴のあくことを示す。 缸にした方が文意は通じる
きみ,めす,つみ,さける (さく) ,よこしま。さける (サク) 。2.横によける。▽避ヒに当てた用法。「辟易ヘキエキ」。3.横におし開く。じゃまものを左右におしのける。▽闢ヘキに当てた用法。
りん 1.い (ヰ) 。草の名。湿地に生じる。茎は織ってむしろをつくる。いぐさ。「灯心草」とも。「藺席リンセキ (むしろ) 」
2.「藺石リンセキ」とは、城の上から、敵を防ぐために投げおとす石のこと。
れい 神農本草経中品には蠡実で収載、ネジアヤメの種子
きん 檎(口偏) 口に含むこと
てい 鵜鶘(テイコ)がらんちょう、ペリカン
かん 關格。1.病証名。小便が出ず嘔吐が止まない、小便が通じないのを関、嘔吐が止まないのを格となづける。閉の一段と重い状態で、脾腎不足により水邪湿濁が逗留し鬱し熱となり上攻しおこる。八味丸で腎を左金丸で脾を和し濁気を下ろすとよい
しょ 1.わた、ふるわた。2.わたいれ。3.くどい。
苦買 くばい 苦買Ixeris denticulata、ニガナのIxeris dentata一種のようである
きょ 1.あと、荒れたあと。2.おか、大きな丘む。3.村里
はく 1.あぜみち、2.町中の道。3.さかい、境界。4.髪つづみ、はちまき
よう
どん 1.わかい、よわい、しなやか。2.うつくしい。3.うすい。
ヨウ、オウ 1.なえ苗、稲の苗、草木の苗。2.植える。3.魚の子。
リョウ 1.水辺にはえる辛い菜
カン 1.えらびだす。2.わける、よりわける。3.ひろう。
えん
えつ 1.ここに、文の初めに用いる語。2.ああ、感嘆の語。3.地名、今の広東省・広西自治区
さん かいこ、蚕の正字
びん 今の福建省
ふん ほんとうは、土へん+文